奇天烈だけどつい見ちゃう…YouTube「マンガ広告」の裏事情
「濃い体毛が原因で失敗した私がヒマラヤ山脈で遭難!? その後、自信を取り戻したワケとは?」「今日は憧れの先輩と初めてのデート。でも私は毛が濃くて……」
YouTubeを視聴中、いきなり始まる奇天烈なマンガ広告に呆然。でも、見始めると、意外と面白くて最後まで見入ってしまう──。こんなことを誰しも経験したことがあるのではないだろうか。
このマンガ広告、一体誰がどうやって作っているのか? 身近なのに意外と知らない疑問を制作会社にぶつけた。
「YouTube広告には“5秒以内離脱率”という指標があって、最初に面白いと感じてもらえないと閉じられてしまいます。一方で、YouTubeに広告を出すには1再生あたり数円から十数円の費用がかかるため、商品の購入につながらないと意味がありません。そのために導入ではインパクトのある設定で引きつける、中盤では魅力的な情報をできるだけ盛り込む、という形になっています。買われない広告は消えていきます」
こう話すのは漫画家芸能プロダクション「まんがたり」代表の前田さん。では、シナリオやイラストは誰が制作しているのだろうか。