まだ1月なのに…2023年の食品値上げ「1万品目」突破の衝撃! 東京電力も値上げ申請へ
例年より寒さが際立つこの冬は暖房器具が大活躍。電気代の明細を見て、目が飛び出る思いをした人が少なくないはず。
「1月(12月使用分)の電気代が4万円超! 昨年は2万円弱でしたから、倍以上です」(都内のオール電化マンション在住者)
2月(1月分)から9カ月間は政府の電気代補助があるが、20日は東京電力が来週にも3割程度の値上げを国に申請する方針であることが分かった。既に電力5社は4月からの値上げを申請中。補助と値上げのいたちごっこになっている。
20日発表された2022年12月の全国消費者物価指数は、1981年12月以来、41年ぶりの伸び率となる前年同期比4.0%上昇だった。上昇は16カ月連続だが、まだまだ物価高に天井は見えない。年初に、今年4月までに値上げを予定している食品が7390品目であることを帝国データバンクが公表しているが、値上げ品目はさらに増加の一途だ。
20日東京商工リサーチが公表した主要食品メーカー121社の調査によれば、今年1月以降の出荷・納品分で値上げが明らかになっているのは64社(構成比52.8%)、1万36品目。早くも1万品を突破した。2~4月で9割以上を占めるが、5月以降も298品の値上げがすでに決まっている。