著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

麻布生の“ガキっぽさ”はOB成田悠輔氏の「高齢者は集団自決」発言にも表れている

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「あとで思い返し、さすがに恥ずかしくなりました。自分たちは、どこまでガキなのかと」

 その翌年には、そうした模様が朝日新聞にも取り上げられた。相手にエラーが出ると「バーカ、バーカ」と連呼する様子が描かれている。当時の野球部関係者は「この頃の朝日は執拗に麻布叩きを繰り返していた」と振り返るが、あまりに酷い場面があったのも事実。「くやしかったら東大へ来いのヤジまで飛び出す」と朝日に書かれた。

「さすがにこれはショックでした。小学校時代ずっと成績が1番か2番だった麻布生には今も昔もどこかに驕りがある」(同関係者)

 68期連続で東大合格者数トップ10を守る麻布。そのプライドが暴走して、他者への思いやりが欠ける場面も多々出てくるようだ。ただ、ここ数年は生徒たちの自信が揺らぐ事態となっている。受験実績に陰りが見えだしているのだ。

 20年の東大合格者数は前年の100人(3位)から64人(6位)と大幅に減らした。21年85人(4位)とやや盛り返したものの、22年62人(9位)とトップ10からの陥落も現実味を帯びてきた。特に受験業界で話題になったのは、都立日比谷高が63人で麻布の上の8位に食い込んだことだ。

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