著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

麻布生の“ガキっぽさ”はOB成田悠輔氏の「高齢者は集団自決」発言にも表れている

公開日: 更新日:

「いかにも麻布生らしい」

 麻布高校を2004年に卒業した米エール大助教の成田悠輔氏について、同校の60代OBはこう評した。成田氏は一昨年暮れ、ネットニュース番組で少子高齢化問題を問われ、「唯一の解決策は高齢者の集団自決、集団切腹みたいなものではないか」と発言。今年に入り、これが再びネットに流れ、ニューヨーク・タイムズが取り上げると、世界中でバッシングの嵐が巻き起こった。

「まったく賛同できないが、麻布生なら言いそうだなというのが正直な感想。思ったことを上から目線で後先考えず、そのまま口にしてしまう。良くも悪くもガキっぽい」

 このOBは自身が在校していた頃の光景を思い出したという。

 70年代半ば、麻布野球部は絶好調だった。それまで1回戦敗退が当たり前だった夏の高校野球・東東京大会で、2年連続4回戦を突破する快挙を果たしていた。生徒たちが大挙して神宮に駆けつけたが、その応援がエゲつなかった。相手チームに向かって「おちこぼれ、おちこぼれ」と大合唱が起こったのだ。OBは、その中の一人だった。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後