立憲・辻元清美議員が追及 米軍がポンコツとした幽霊機体の維持費が3000億円!のナゼ
「どこに、どこの、どこから持ってくるんですか」
1日の参院予算員会。立憲民主党の辻元清美議員は、岸田文雄首相が打ち出した「異次元の少子化対策」をめぐる予算について質問。防衛予算の大幅増額はあっという間に決めながら、少子化対策予算については歯切れの悪い答弁を終始繰り返す岸田首相にこう迫った。
テレビのワイドショーなどでも取り上げられていた場面だが、この質疑では他にも重要なやりとりがあった。大手メディアではほとんど報じられていないが、辻元議員がこれまでの防衛費の無駄遣いを問いただした時だ。
「今まで買ったもの(武器)にグローバルホークという無人偵察機があります。9年前に契約しています。買った時は613億円、そのあとに維持費が2951億円。5倍も維持費がかかっているんです」
辻元議員は米国と購入契約した無人偵察機の維持費が、購入費と比べても割高ではないかと指摘したのだが、さらに驚いたのはこの言葉だった。
「9年たってもまだ1機納入されていないのです」