最新大学ランキングで国際基督教大が私立トップに 公立の国際教養大と会津大も健闘の理由
3月23日にTHE(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)が、「THE 日本大学ランキング──旧名・世界大学ランキング日本版」を発表した。日本の受験生にとって偏差値に偏らない大学選びに具体的に役に立ちそうだ。
ランキング評価の4基準は、「教育リソース」(学生一人あたりの資金や教員比率、教員一人あたりの論文数や競争的資金獲得など)、「教育充実度」(学生対象の調査や高校教員からの調査など)、「教育の成果」(企業人事担当者や研究者の評価など)、「国際性」(外国人の学生や教員の比率、日本人学生の留学比率、外国語で行われている講座の比率)である。
マスコミなどの大学実力評価はどうしても客観性データの多い「教育リソース」や「国際性」が重視されるが、学生や教員、高校の先生などの評価も受験生にとっては大いに参考になる。
トップは4年連続で東北大。「教育リソース」で5位、「教育成果」で2位だが、総合のバランスがよかった。
東京大は2位。強みであった「教育リソース」でも昨年の1位から2位に順位を落とした。3位大阪大、4位は東京工業大。5位の京都大は、この数年低下傾向にあるものの、「教育成果」はここ数年連続1位で評価は高い。