新横浜線の開業でますます便利になった「東急電鉄」のお得きっぷ
外出が気持ちいい季節。鉄道のお得なきっぷをチェックしたい。たとえば、渋谷、横浜をはじめ、自由が丘、中目黒、二子玉川など人気エリアをカバーする東急電鉄はどうだろう。全9路線乗り放題や食事券付きなど注目商品はいろいろだ(詳細は公式サイトで要確認)。
東急電鉄といえば、この3月18日に、日吉駅~新横浜駅を結ぶ東急新横浜線が開業。新横浜駅では相鉄新横浜線と接続し相互直通運転も始まるなど、同社いわく「広域鉄道ネットワークが拡充」。所要時間の短縮など利便性アップとともに、新幹線アクセスが向上したとして話題となっている。となればお得なきっぷも気になるところ。まずは東急線全線が1日乗り放題の「東急線ワンデーパス」に注目である。
■1回でも途中下車すれば元が取れる
全線ということで、東急新横浜線も早速対象に。東横線など従来の8路線の駅同様、新駅となる新横浜駅と新綱島駅も自由に乗り降りできて、料金は780円(大人。以下同)だ。ちなみに首都圏の鉄道は今年、相次いで運賃値上げを実施。東急電鉄の運賃も3月に改定され、それに準じて同きっぷも新料金となっているが、いずれにしても、乗り降りが多いほどお得という仕組みに変わりはない。なにより対象路線が増えたことは大きな進化。シーンによっては、これまで以上に期待できそうである。たとえば渋谷から新横浜まで乗車の場合、通常運賃(IC)は358円なので単純な往復だけでも716円相当。1回でも途中下車すれば簡単に元が取れる計算だ。