ツナとシーチキンの違いって? 「はごろもフーズ」に聞いた

公開日: 更新日:

 5月25日は「シーチキンの日」。シーチキンを商標登録しているはごろもフーズ(静岡市)が1931年のこの日に創業したことにちなむ。ところで、ツナとシーチキンの違いって何だろう?

「一般的に、マグロやカツオを英語でツナと呼び、それを加工したものを『ツナ』、さらに油漬けなどの缶詰にしたものを『ツナ缶』と呼びます。シーチキンは弊社が製造、販売するブランド名で、当社の製品のみに使用できる登録商標です。ちなみに、シーチキンの名称は、蒸した魚の肉が、とり肉のようにやわらかく、味も似ているところから『海(Sea)』の『とり肉(Chicken)』でシーチキンと名付けました」(同社担当者)

 ツナ缶といえば、すっかりシーチキンのイメージだが、なにしろはごろもフーズの占める2021年のツナ加工品の割合は、なんと59.3%もあるのだ(富士経済「2023年食品マーケティング便覧」から)。シーチキンがツナ缶の代名詞となっているのもうなずける。

 実はこのシーチキン、原料によって製品名が違うのをご存じだろうか。製品名が「シーチキン」の原料はビンナガマグロで、ツナ缶の中では最高級。清水港で水揚げされたビンナガで油漬け缶詰を製造したのが始まりで、魚肉をほぐさずそのまま缶詰にした製品が「シーチキンファンシー」だ。一方、「シーチキンL」はキハダマグロで、ツナ缶としては一般的なもの。「シーチキン・マイルド」はカツオとなる。マグロに比べるとクセがあることから、マイルドな味付けにした。

 世界的にはツナ缶の原料は「カツオ」が主流で、こちらもシーチキンLフレークと並んで人気製品なのだという。

 シーチキンの日には、同社のシーチキン食堂のツイッターでキャンペーンがあるとのこと。こちらも要チェックだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー