米ワシントン州の図書館に81年ぶりに返却された本が話題 期限は1942年3月30日だった!

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 米ワシントン州の図書館で81年ぶりに延滞図書が返却され話題になっている。

 6月6日、同州アバディーンのアバディーン・ティンバーランド図書館に、ある人物がやってきて「自宅倉庫を整理したら出てきたのでお返しします」と一冊の古い本が返却された。

 18世紀末に英海軍の武装船バウンティで起きた艦長に対する反乱事件に関する「バウンティ三部作」という小説で、カバーの内側の図書カードをチェックすると、返却期限はなんと1942年3月30日! 

 81年2カ月以上のウルトラ延滞だ。借りたのが誰であるかは明らかにされていない。

 同図書館では以前、休日と日曜日を除いて1日あたり2セントの延滞金を科していたので、それで計算すると484ドル80セントを支払わなければならない。しかし新型コロナが感染拡大した時に延滞金の規則を廃止しているのでおとがめなし。

 同図書館が所属するティンバーランド地区図書館もフェイスブックへの投稿で「ちりが積もった延滞図書を見つけたら心配しないで返却してください」と呼びかけている。

 ちなみにこの本の中表紙には、誰が書いたかは不明だが「お金をもらっても読まない」という厳しい感想が走り書きされていたという。

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