著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(29)年末のご褒美家電に「ホットプレート」は? 買うべきポイントは“収納問題”

公開日: 更新日:

 味は鉄板が大きい方がややいいと言えます。飲食店が使っている鉄板は厚みが1センチもあり、それをガスで加熱します。焼き物のポイントは途中で熱が下がることなく一気に焼くこと。厚い鉄板を使うのは蓄熱、温度を下げないためです。大きく厚いプレートはやはり蓄熱性がいい。しかし、重いと収納が大変。味か、収納か──。ハムレットばりの問題です。

 この収納問題を甘く見てはいけません。うまく収納できないということは、出す時も手間がかかるため、そのうちに使わなくなるからです。これは高いお金を出して買った家電が使われなくなる理由のひとつです。逆に、この問題を解決したスティック型掃除機は、納戸収納を前提としたキャニスター型から掃除機の標準ポジションを奪ってしまいました。

 ホットプレートといえば、昔から変わらないようですが、これまで各メーカーが工夫をしてきました。パナソニックは、熱源にヒーターではなく、IHを使用したこともあります。IHは電磁誘導加熱です。ヒーターで電気を熱に変え、その熱でプレート自体を加熱するのではなく、プレート自体が発熱します。その分、短い時間で焼くことができます。使ったことがありますが、本当にすぐ焼けました。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発