JAL機の事故でペット同乗問題が炎上…獣医師が考える動物・飼い主・乗客の安全性と快適性

公開日: 更新日:

 JALの旅客機と海上保安庁の航空機との衝突事故は、思わぬ波紋を広げています。JAL機の乗員乗客は全員助かったものの、貨物室に預けられた2匹のペットが不幸に遭ったことから浮上したペットの同乗問題です。

 動物好きの方がわが子同然にかわいさから機内への持ち込みを求める意見がある一方、動物が苦手な方やアレルギーのある方などが落ち着いた空間の確保や安全面から従来通りの貨物室を主張するなど賛否両論が沸き起こっています。

 確かに事故で犠牲になった2匹はかわいそうですが、だからといってこれを機にペット同乗にかじを切るのは行きすぎだと思います。獣医師の視点を紹介しましょう。

■精神的なストレスと物理的なストレス

 一部の航空会社はペット同乗が認められていますが、それでも搭乗中はケージの中にいます。プライベートのドライブのように自由に、とはいきません。ワンちゃんやネコちゃんにとって、長時間ケージに閉じ込められるのは精神的なストレスが強いほか、急激な速度や気圧の変化による物理的なストレスも重なります。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲