私は我慢せず、好きなラーメンは週5回くらい食べ、好きなワインは毎晩飲んでいます
私が勤めていた浴風会病院は、在院者の平均年齢が85歳という高齢者専門の総合病院です。病床数は当時300ほどで、毎年およそ200人が病院で亡くなります。
高齢者専門の病院では風邪をこじらせて肺炎になったり、食事中に誤嚥したりして、ちょっとしたことで体調を崩し、亡くなることが珍しくありません。多くの死を目の当たりにしたことでもたらされた人生観が、「人間はしょせん死ぬものなんだ」というものです。
一般の方にとって、いま元気で意識もハッキリしている高齢者が突然亡くなるイメージはわかないかもしれません。しかし、元気な高齢者でもちょっとした不調で体調を崩し、そこから風邪をこじらせると、残念な転帰を迎えることがあるのです。
寝たきりだと、なおさらでしょう。高齢者の場合、きょう生きていることはとても幸せなことなんだということを思い知りました。そのときの経験から、「人間はどうせ死ぬんだから、人生は思う存分楽しもう」という思いが人生観の根底にできていったのです。
それに加えて私は58歳になった年の正月早々、異常なのどの渇きで10分おきに水を飲まないといられなくなりました。体重は1カ月で5キロ落ち、血糖値は600㎎/デシリットルに上昇。医師なら、膵臓がん、しかも末期を疑いますから、「もう死ぬのか」と死を覚悟したのです。
■関連記事
-
独身者5割時代へ あなたは結婚したい? 「娘のパスワードで勝手にお見合い申し込み」 婚活相談所にも登場する“代理婚活”の困った親たち
-
人生100年時代の歩き方 「老人脳」にならない簡単な生活習慣とは? 80歳を超えても元気に前向きな「スーパーエイジャー」に学ぶ
-
日本の皇族存続への危機と「愛子天皇待望論」 天皇皇后「空海展」鑑賞で見えた“祈られる天皇”の姿…今も京都で続く「玉体安穏」とは
-
年金不安時代を生きるワーキングシニアの懊悩 60歳以上も働くために必要なのは NISAでも、資格でもなく「体力」 マクドナルドでパートするシニアが明かす「筋トレ」の重要性
-
物価高でどう変わった? データで読み解く「新」生活者像 (5)外食に求められるコスパ&タイパ重視の「安近短」 お会計を気にしながら楽しむ家計防衛の工夫


















