著者のコラム一覧
和田秀樹精神科医

1960年6月、大阪府出身。85年に東京大学医学部を卒業。精神科医。東大病院精神神経科助手、米カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。著書多数。「80歳の壁」(幻冬舎、税込み990円)は現在、50万部のベストセラーに。最新刊「70歳の正解」(同)も好評発売中。

私は我慢せず、好きなラーメンは週5回くらい食べ、好きなワインは毎晩飲んでいます

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 その後の検査で幸い膵臓がんは否定されましたが、「どうせ死ぬんだから、人生は楽しもう」という人生観は変わらず、むしろより揺るぎないものになっています。

 人生観や死生観は人それぞれですから、私の考えを強要するものではありません。しかし、いつ死ぬか分からないのですから、いまある人生を楽しまないのは損だと思うのは、私だけではないはずです。高齢者にエールを送る思いで書いた私の本が多くの方に受け入れられているのは、その証左でしょう。

 私は、自分が高齢になったとき、もし体があまり動かず、認知症もそれなりに進んでいるとすると、自分のやりたいことができないでしょう。そうなったらそうなったで幸せを感じることもあるでしょうが、それまでの人生を大切にしたいと思うようになりました。

 食べたいものや飲みたいものを我慢してまで長生きしたくないので、好きなラーメンは週に5回くらい食べ、好きなワインも毎晩飲んでいます。読者の皆さんも、もっと好きなことをやってみませんか。

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