「狂犬病ワクチン」接種義務を猶予できるケースは? 体調や性格に合わせた対応も必要

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 一度アナフィラキシーを起こすと、次の接種ではさらに過剰な反応が引き起こされるリスクが高い。最悪、ショック死もあり、このことも聞いていたそうですから、飼い主さんの気持ちも分からなくはありません。私見ながら集団接種が各地で行われる4月に免疫異常に関連する病気が相次ぐのは、ワクチン接種の影響があると思っています。

■「狂犬病予防注射猶予届」を発行

 法律上、ワクチン接種を拒否することはよくありませんが、獣医師がかかりつけのワンちゃんについてワクチン接種による危険が生じると認められる場合は、「狂犬病予防注射猶予届」を発行して保健所に猶予をお願いすることも可能です。

 当院では、ワクチン接種のときに必ずステロイド剤を同時に推奨量接種しています。ステロイド剤は、免疫反応を緩やかにする効能があり、重篤な副反応の発現が抑えられていると認識していますが、それでも体調を崩すワンちゃんには、翌年度以降の接種は危険と判断し、猶予届を発行することもあるのです。

 また、高齢で寝たきりに近い、慢性疾患で治療中などのケースも、副反応リスクの高さから猶予届の対象になります。

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