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室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

性行為は同意を取るのが当たり前の世の中にならないと。

公開日: 更新日:

 とおっしゃっている。

 じつは、あたしも知り合いの弁護士たちに、おなじような話を複数聞いている。

 不同意性行為は絶対にあってはならないことだ。その絶対を広く周知させなくてはいけない。

 けれど、人に罰を与える法を作るならば、様々な角度から、もっと議論は必要だったと思う。

 大切なことは、絶対にしてはいけないということを周知すること。

 罰という脅しができれば、それだけで不同意の性行為がなくなるかといえば、微妙である。

 罰が怖いから同意を取らなくてはいけないのじゃなく、同意を取るのが当たり前の世の中にならないと。

 結局、今回のことで当たり前のように世に広がったのは、被害者ポジションを取り「脅した者の方が強い」ということかも。それでは脅したりする不同意はいけないことと、真逆になってしまう。政治家の仕事が雑すぎるからこうなる。

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