世知辛いで一蹴してはいけない…「性的同意アプリ」が必要な時代に誰がした?

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 1日付の日刊ゲンダイのコラム「嗚呼、仰ってますが。」で作家の室井佑月氏も話題にしていたが、性的同意アプリ「キロク」のテスト版が先月22日に先行リリース。正式版が出るのは今月中旬予定だ。

 性行為の同意を携帯端末上で行えるというもので、後から「同意があった」「なかった」で揉める心配が減る。今年7月から「不同意性交等罪」が新設されたことに伴って、弁護士の監修で開発されたという。

「性的同意アプリを『世知辛い』のひと言で片づける鈍い男ほど、『同意したはず』と勘違いする可能性が高いですね」(女性誌編集者)

 内閣府の調査(2020年度)によると、女性の14人に1人が無理やり性交された経験があると答えている。そのうち、加害者が「まったく知らない人」は1割で、「交際相手・元交際相手」が3割に上るという。

「大半の女性は性的強要を誰にも相談しない、つまり泣き寝入りしていますが、内心は恨みを募らせているわけです。相手の男に恋愛感情があるうちは我慢するかもしれませんが、冷めた途端に爆発する恐れがある」(前出の女性誌編集者)

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