世知辛いで一蹴してはいけない…「性的同意アプリ」が必要な時代に誰がした?

公開日: 更新日:

 1日付の日刊ゲンダイのコラム「嗚呼、仰ってますが。」で作家の室井佑月氏も話題にしていたが、性的同意アプリ「キロク」のテスト版が先月22日に先行リリース。正式版が出るのは今月中旬予定だ。

 性行為の同意を携帯端末上で行えるというもので、後から「同意があった」「なかった」で揉める心配が減る。今年7月から「不同意性交等罪」が新設されたことに伴って、弁護士の監修で開発されたという。

「性的同意アプリを『世知辛い』のひと言で片づける鈍い男ほど、『同意したはず』と勘違いする可能性が高いですね」(女性誌編集者)

 内閣府の調査(2020年度)によると、女性の14人に1人が無理やり性交された経験があると答えている。そのうち、加害者が「まったく知らない人」は1割で、「交際相手・元交際相手」が3割に上るという。

「大半の女性は性的強要を誰にも相談しない、つまり泣き寝入りしていますが、内心は恨みを募らせているわけです。相手の男に恋愛感情があるうちは我慢するかもしれませんが、冷めた途端に爆発する恐れがある」(前出の女性誌編集者)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」