“わが子”が他人を噛んだ ワクチン接種済み飼い主が背負う代償は?

公開日: 更新日:

 これを受けて獣医師は狂犬病ワクチンの接種履歴を確認します。かかりつけでの接種なら、カルテで把握できますが、ワクチン接種はかかりつけ医と別で集合注射なら、注射済み票の控えを保健所に提出します。

 そして獣医師の発症確認は抗体検査ではなく、犬の症状で行います。2回の検診で異常な症状がなければ、検診結果に基づいて「検診証明書」が飼い主に発行され、これが検診を受けたこと、狂犬病を発症していないことの証明書になるのです。毎年ワクチン接種していれば、ここで検診は終わります。

 未接種の犬は、2回目から1週間後に3回目の検診です。もし噛んだときが狂犬病の罹患とすると、ウイルスの潜伏期間は約2週間。3回の検診を2週間ほどの間隔を設けて行うのは、とにかく狂犬病対策です。未接種犬の3回については検診する獣医師の監督下で入院で行われます。通院で済む接種犬との大きな違いです。

 狂犬病が広がる国ではこのような検診スタイルではなく唾液や分泌物からウイルスを分離同定する方法で、見つかれば殺処分です。症状のチェックでは、鑑定する獣医師やスタッフが犠牲になるリスクが高いですから。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”