死を悟ったネコが最期にどこかへ…「心残り」を軽くする受け止め方

公開日: 更新日:

「先生、ネコちゃんはいまでも亡くなるときにいなくなることはあるんですか?」

 先日、私と同世代の50代の飼い主さんにこう言われました。われわれが子供のころは、室内と屋外を行き来する飼育方法が多かった時代。質問の原体験になるようなことがよくありました。

 人気マンガ「三丁目の夕日」第36巻には、シニアのネコちゃんを連れて家族で海水浴に出かけるシーンが描かれていて、その旅先で愛猫がいなくなってしまうのです。

「猫が、その死を前に姿を消すのは、飼主の悲しみを少しでもやわらげようという思いやりなのかもしれない……でもそれは同時に、いつまでも心に残る気がかりでもあるのだ」

 そのシーンのタイトルが「心残り」であるとともに、名ゼリフを思い出しました。

 外に出かけた子たちはお気に入りや居心地のいい場所に引きこもっているうちに往生するのだろうと思います。そこが縁の下などだと、飼い主さんは見つけにくいので居場所が分からない。今でも外飼いするネコちゃんなら、十分あり得ることです。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意