万博エコ推進アプリはツッコミどころ満載! 「環境に優しくない」ポイントのため方も

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 GCを通じた「省エネ旅行」(3000ポイント)は狙い目だが、開始時期は来年春ごろ。とっつきやすそうな「ごみ拾い」(300ポイント)は、イベントに参加してイベント名と参加日を入力しなければならず、意外とハードルが高い。

 集めたポイントは景品交換の応募に使える。5月末締め切りの第1弾の応募に必要なポイントが最も高い景品は「ポータブル電源・ソーラー充電セット」(2万ポイント)。9日から毎日平均238ポイントをため続けて、ようやく応募できる高難易度。しかも「当選者は1人」だ。

■会場は電力不足の恐れ

 わざわざアプリを作ってまでエコ活動の啓発に力を入れているものの、万博会場はエコと逆行している。

「開催後の会場内で電力不足が懸念されます。万博は脱炭素や省エネも開催意義に掲げており、会場内は冷水プラントを使った一元管理でエネルギー消費を効率化する想定です。しかし、専用の機器が足りず、各パビリオンに個別の空調を認めることとなりました。パビリオン全体で個別空調による電力量がどの程度必要なのか検証できておらず、必要量を供給できるのか懸念されているのです」(万博関係者)

 一事が万事、何もかもがグダグダ。巨額の税金を使うことへのエコ精神はみじんもない。

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