免許返納について、親と話し合ったきっかけ 1位は「交通事故のニュース」…では2位と5位は?

公開日: 更新日:

 高齢者が自動車の運転ミスで大事故を起こしたニュースを見るたび、「オレの親は大丈夫なのか」と心配になる人は多いだろう。事故は被害者にとって悲劇だが、加害者になるのも悲劇だ。しかし、生活に必要だったり、運転が楽しみだったりする親に、免許返納を進言するのはハードルが高い。悩ましい問題だ。

「カーライフをもっと楽しく便利に」をモットーとする自動車販売会社「ジョイカルジャパン」(東京・品川区)では、この1月、70歳以上の地方在住(大都市圏──東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、愛知県──を除く地域)で車を運転する親を持つ107人に、免許返納における親子のコミュニケーションに関する実態調査を実施。その調査によると、親と免許返納の話ができている人は30.9%。7割が話さえできていない、と答えている。免許返納を勧める難しさが浮き彫りになった格好だ。

 では、話ができている人は、何をきっかけに話をしたのか。

 1位はやはり「交通事故のニュース」。

 2位は「親の運転頻度の低下」。頻度が減っていれば車を運転する必要性が下がっている可能性があり、親に返納を勧めやすい。もしかしたら、親自身も運転に自信をもてなくなり、運転頻度が下がっている可能性もある。免許を返納するよう背中を押すのに良いタイミングだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘