世界最南端の「ペンギン郵便局」で働きませんか? 英国の慈善団体がユニークな求人広告

公開日: 更新日:

 英国の慈善団体「南極文化遺産トラスト」が公式インスタグラムにユニークな求人広告(写真)を出し、話題になっている。

 募集しているのは、南極近くのグディエ島にある英国の観測基地ポート・ロックロイ内にある「ペンギン郵便局」のスタッフ3人。

 応募できるのは英国民だけで、職務内容は、郵便物の仕分け、ギフトショップの運営、設備の管理など。さらにポート・ロックロイに生息する約1500羽のジェンツーペンギンの数を確認するのも重要任務だ。

 この世界最南端の郵便局は、意外にも年間8万通もの手紙やはがきを処理している。夏の間、多くのクルーズ客で賑わい、郵便局を利用するという。

 採用者は英国で2カ月ほどの研修を受けた後、夏季の2024年11月から25年3月まで勤務する。電話やネットはつながらないし、住居は他のスタッフと相部屋。トイレはなくバケツで用を足し、風呂・シャワーはクルーズ船に招待される時だけ。また堆積したペンギンの排せつ物がとっても臭いらしい。

 同団体は、一般的な人には過酷な環境だが、適切なスキルと経験があれば「この地球に関する画期的な発見を行った先駆者たちと同じように、感動と驚きに満ちた環境で生活するユニークな機会が得られる」とアピールしている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑