著者のコラム一覧
藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」などの共著も多数。

「日本列島100万人プロジェクト」は街宣時間が長すぎ…マイク握るメンバーも“見本市”状態

公開日: 更新日:

 国会前の歩道の端で手をつなぎ、横並びで立つデモ隊。プラカードもシュプレヒコールもない。新型コロナウイルスワクチンなどに抗議する「サイレント・デモ」だ。優しい笑みをたたえた参加者たちが語り合っている。

「これだけ(大人数が)いれば革命できるよ」

 主催は「日本列島100万人プロジェクト」。しかし、国会前に立ったのは100人ほど。革命を起こすには少々足りないか。

「いまデモが怖がられているところがありますので、平和にできるんだよと示したかった」(代表の毛利秀徳氏)

 このデモが実施されたのは2022年6月のこと。「神真都Q会」(連載第5回で紹介)がコロナワクチン接種会場襲撃事件で大量逮捕者を出し、注目された直後だ。毛利氏はオカルト的なビーガン政治団体「天命党」に関わるほか、神真都Qのデモにも参加していた。事件後、さまざまな反ワクチン団体の垣根を越えた平和的な運動を呼びかけ設立したのが、100万人プロジェクトだ。初回のサイレント・デモ以降は、永田町や霞が関を中心に官公庁などでの街宣活動を展開している。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景