水原一平容疑者は刑務所に何年ブチ込まれる? 違法賭博発覚への「妨害工作」次々判明

公開日: 更新日:

 バレロ氏は捜査官の調べに対し、「水原氏の言葉を信じない理由はなかった」と答え、大谷本人に直接、確認していなかった。バレロ氏もファイナンシャルアドバイザーらからの問い合わせに対し、水原容疑者が説明した通り、「大谷選手は口座の非公開を望んでいる」と答えていたという。

「大谷は代理人や会計士が口座を管理していると思い込んでいた。水原通訳が自分と代理人や会計士にまったく違う説明をしていることも知らなかった。もちろん、水原通訳には自身の口座の管理を任せていなかった」(前出の現地記者)

■被害額の大きさと期間、回数がポイント

 切羽詰まった水原容疑者は、大谷に「借金を肩代わりしたことにして欲しい」と口裏合わせを懇願したが、大谷に拒否され、すべてのウソがバレた。

 銀行詐欺罪は、最長で禁錮30年の刑が科される重罪だが、どれくらいの量刑に問われるのか。

 水原容疑者は21年12月から24年1月にかけ、約1万9000回、スポーツ賭博を行っていた。1日の最大賭け金は約2450万円で、損失は約62億円に上る。ニューヨーク州とワシントンDCの弁護士資格を持つ山中眞人弁護士は「金額が大きいことと犯行が長期間にわたり、不正回数が多いことがポイントとなります」と、こう続ける。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  2. 2

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 3

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  4. 4

    趣里の結婚で揺れる水谷ファミリーと「希代のワル」と対峙した梅宮ファミリー…当時と現在の決定的な違い

  5. 5

    中国企業が発表した「ナトリウムイオン電池」の威力…リチウムイオン電池に代わる新たな選択肢に

  1. 6

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  2. 7

    永野芽郁と田中圭は文春砲第2弾も“全否定”で降参せず…後を絶たない「LINE流出」は身内から?

  3. 8

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  4. 9

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  5. 10

    頭が痛いのは水谷豊だけじゃない…三山凌輝スキャンダルで間宮祥太朗「イグナイト」“爆死”へ加速危機