小池知事は首都決戦も「AIゆりこ」任せの仰天…学歴詐称疑惑の追及逃れで街頭に立たず?

公開日: 更新日:

 散々焦らした後は「AIゆりこ」爆誕だ。20日告示の東京都知事選(7月7日投開票)への3選出馬表明から一夜明け、小池知事は13日朝、約1年半ぶりにXを更新。公開した生成AIのそっくり動画が話題だが、実際の選挙戦もAI任せになりかねない事情があるようで……。

  ◇  ◇  ◇

「皆さん、おはようございます。この動画はワタクシ、AIゆりこがお届けします」

 そんなあいさつから始まる動画はニュース番組形式で小池都政の実績をアピール。勝負服の緑のジャケット姿は本人と見まがうほど。キャスター時代の小池知事をほうふつさせなくもない。容姿と音声は生成AIによって小池知事のそれを再現したようだが、口調はたどたどしく、身ぶりと合わない部分もある。言っちゃあ何だが、ちょっと不気味な印象だ。SNSの評価も「面白い」「怖い」と賛否が分かれている。

 AIゆりこ動画は選挙終了まで毎日、更新されるという。小池知事は2017年8月の会見で、築地市場の豊洲移転問題に関する意思決定過程の記録が残っていないことを問われたことがある。その際「それはAIだから」「人工知能、つまり政策決定者である私が決めた」と人を食ったような答えを返したものだが、まさか本当にAIゆりこが誕生するとは──。

「始めた理由は2つ。まず新しいことをやりたい小池さんの好奇心。もう1つは選挙期間中も公務をこなさないといけないから。選挙活動がおろそかになる部分を補ってもらう」(小池側近)

 13日は小池知事も「公務に毎日励んでいるため時間的な制約もあり、AIゆりこからお伝えする」と上機嫌だったが、おかしな発言だ。4月の衆院東京15区補選で作家の乙武洋匡氏を全面支援し、12日間の選挙戦のうち9日も公務そっちのけで応援に入っていたのは誰あろう、小池知事である。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意