神宮外苑再開発の裏で暗躍…萩生田光一・自民都連会長が3選出馬表明“女帝”に抱きつく魂胆

公開日: 更新日:

 東京都の小池百合子知事(71)の3選出馬表明で役者がそろった都知事選は、神宮外苑の再開発問題が争点のひとつになりそうだ。

 反対派に目もくれない女帝に対し、蓮舫参院議員(56)は「一度決まった再開発でも、首長の判断があれば立ち止まることはできる」「当然、争点です」と気合十分。ただ「蓮舫都知事」の誕生なら、ホゾを噛む男がいるようで……。

 12日の衆院外務委員会。再開発問題について「人権に悪影響を及ぼす可能性がある」との懸念を表明していた国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会の報告書(5月28日公表)をめぐり、政府が神宮外苑に関する文言の削除を要請していた問題を立憲民主党の鈴木庸介議員が取り上げた。

 鈴木議員は「都が神宮外苑開発の決定に至った経緯を時系列で記録しているページの一部」を紹介。「先日、東京都知事選挙で現職知事の支援を表明されている自民党の萩生田議員が森元総理大臣と交わしたとされる会話が記録されています」と指摘した。

 萩生田光一氏(60)といえば、自民党の都連会長として小池支援を10日に表明。政党に準じた選挙活動ができる「確認団体」を立ち上げて支援する“苦肉の策”で女帝に抱きついた男の名が、なぜ国会で取り沙汰されたのか。

 鈴木議員が触れたのは都の内部文書だ。石原都政時代の2012年2月28日、当時は落選して浪人中だった萩生田氏と都の都市整備局幹部が国立競技場の建て替えについて話し合った記録である。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?