著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

東京都知事選で物議かもしたポスター問題 選挙制度の見直しは必要なのか?

公開日: 更新日:

 七夕に行われた東京都知事選。現職の小池百合子氏が3選となりました。今回の選挙では、政見放送の多様性だけでなく、立候補者の乱立による選挙ポスター掲示場所の不足、都知事選と関連性がない(薄い)ポスターの掲示や選挙ポスターのデザインなどが論議を呼びました。

 もともと選挙ポスター掲示板は、候補者を周知する目的で設置しています。選挙ポスター掲示板があることにより、有権者は、それを見て候補者の存在を知り、顔を知り、政策に興味を持ち、投票の参考にしています。その意味では確かに選挙ポスター掲示板は、選挙において国民の知る権利に資するものといえます。

 その一方で、公職選挙法上、選挙ポスターの内容を特段規制する定めを置いていません。候補者の顔写真を載せなければならないわけでも、政策に関連づけたものでなければならないわけでもありません。

 そして選挙管理委員会は、事前に選挙ポスターの内容をチェックすることもできない仕組みとなっていますので、わいせつポスターに事前に気づくこともできません。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?