米バージニア州で地下15mの洞窟に犬が転落…「奇跡の救出劇」の一部始終

公開日: 更新日:

 米バージニア州で地下15メートルの洞窟に転落した犬が、たまたまその洞窟を探検していた人びとに発見され、「奇跡の救出」と話題になっている。

 7月7日、同州ナローズの洞窟で、洞窟探検専門の「ケーブシム」社の社員2人があるカップルを案内していた時、地下から犬の鳴き声がすることに気がついた。

 社員の1人ジェシー・ロシェットさんがロープで降下。闇の中で犬の警戒心を解き、サラミでおびき寄せた。そして即席で作ったハーネスで胸に犬をしっかり固定し、救出。救出作業は3時間ほどかかったという。

 犬はギルズ郡動物シェルターに搬送され、治療を受けた。犬には登録情報がなかったため、シェルター職員は「スパーシー」と名づけ、フェイスブックを通じて飼い主に関する情報提供を呼びかけている。

 スパーシーは15メートルも転落したにもかかわらず、骨折はしていなかった。ただライム病にかかって脊椎に炎症を起こし、後ろ足が一時的に動かない状態だという。

 写真(同シェルターのフェイスブックから)はジェシーさんがスパーシーを見舞いに来た際の感動的なひとコマだ。

 地下洞窟にはそれまでに転落した動物のものと思われる白骨が散らばっていたそうで、ジェシーさんは「この子が新たな犠牲者にならなくて良かった」と喜んだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因