自民が東京・神奈川で大苦戦…下村元文科相、甘利元幹事長が落選危機、裏金前職は7人中6人が劣勢

公開日: 更新日:

 27日投開票の衆院選。報道各社が17日報じた序盤情勢では裏金事件による自民への逆風がクッキリ。複数の野党候補が立っていても自民が劣勢の選挙区が少なくない。その傾向は首都圏の東京、神奈川で顕著だ。

 そこで、報道各社や政党の情勢調査に日刊ゲンダイの取材を加えて独自に情勢分析し、当落を探った。

【別表】がその結果だ。「裏金議員」は(裏)、非公認などの無所属も自民党籍のある候補は自民系とした。野党系については、自民系候補とトップ争いをしている、もしくは次点の候補を表記した。

 裏金議員が6人もいる東京では、自民は30選挙区中15で劣勢だ。丸川珠代元五輪相、下村博文元文科相が苦戦。萩生田光一元政調会長は僅差の劣勢で、立憲候補とデッドヒート。優勢でも、3区、10区、15区、28区、29区、30区は激しい接戦で、投票先を決めていない無党派層の動向次第で野党系が逆転する可能性は十分ある。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった