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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

学習院の“受験者減少”に歯止めかかった! 悠仁さまの「筑付ご卒業」との関係は?

公開日: 更新日:

 今年の中学入試日程が終了した。その結果に一喜一憂しているのは受験者や保護者ばかりではない。受け入れる側にとっても、非常に大きな意味を持つ。どれだけ優秀な生徒が確保できるかは学校の未来を左右する。そうした中、「凋落が食い止められた」と安堵の表情を見せるのは学習院大の教授だ。学校法人「学習院」の評議員として系列校の運営にもかかわる。「秋篠宮家が学習院を忌避した影響は小さくなかった」と話す。

 眞子さんは学習院女子高から国際基督教大(ICU)、佳子さまは学習院大を中退してICUに進んだ。そして今春、筑波大に入学する悠仁さまは一度も学習院の敷地に足を踏み入れたことのない戦後初の皇族となった。

「なぜ、秋篠宮家は学習院を避けたのか。その理由が取り沙汰されるたびに、学習院に何か問題があるからだと世間の目には映った」と教授は振り返る。

■2割近くも減少

 悠仁さまの動向による影響がもろに出たのは23年の学習院中等科入試だった。第1回(2月2日)の応募者は前年の471人(受験者387人)から389人(305人)と2割近くも減ってしまったのだ。第2回(3日)も514人(289人)から426人(220人)と大きく減らした。

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