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鈴木宣弘東京大学教授

1958年、三重県生まれ。82年東大農学部卒。農水省、九州大学教授を経て、06年から東大教授。専門は農業経済学。「食の戦争」(文芸春秋)、「悪夢の食卓」(角川書店)など著書多数。

(6)米価高騰の犯人捜しで展開される「農協悪玉論」には裏がある

公開日: 更新日:
すべてはこの人から始まった(C)日刊ゲンダイ

 米価高騰の犯人捜しでは「農協悪玉論」も展開されている。農協がコメを隠して価格をつり上げているかのような見方があるが、実態は違う。農協は今、コメが集まらず困っているのだ。

 コメ流通全体における農協の集荷率は4割程度になっていたが、今年はさらに3割を切るようなレベルまで落ち… 

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