口の中ではじけるお菓子「パチパチパニック」が当初売れなかったのはなぜ? アトリオン製菓に聞いた
ただ、もうこうなると開発している大人の視点だけでは、どれがよいのか分からない。そこで社員の小学生の子たちに、どちらがよいか聞いてみたという。
「小学生たちは『パチパチパニック』を選択。2006年から新たな名前に生まれ変わることに。すると売り上げはじわじわと上昇しはじめたのです」(前出の担当者)
■SKE48とのコラボレーションも
追い風となったのは、主力販路としてきた100円ショップの店舗数が右肩上がりに成長してきたこと。さらにスーパーの取り扱いも増えてきた。オリジナルテーマソングとミュージックビデオを制作、SKE48とのコラボレーションなどSNSを積極活用した効果も大きかった。
アトリオン製菓は2年前から丸紅の子会社となり、グループ唯一のお菓子メーカーとして世界進出を目指している。