大阪・道頓堀の巨大看板のモデルは誰? 江崎グリコに聞いた

公開日: 更新日:

 大阪・関西万博真っただ中。観光客でにぎわう道頓堀ではグリコの巨大看板がお出迎え。ところでこの看板のランナーって一体誰なの?

「かけっこをしている子供たちが両手を上げてゴールインしている姿を見た創業者の江崎利一が『スポーツこそ健康への近道』と考えてゴールインマークを考案しました。笑顔の2代目に改良したときに、谷三三五選手や金栗四三選手のにこやかなゴールインの姿を参考にしました」(江崎グリコ担当者)

 谷(100メートル)と金栗(マラソン)は共に1924年のパリ五輪で活躍した人物だ。

 もう一つ、江崎グリコと言えばビスコの「ビスコ坊や」も有名だが、こちらはドイツのポスターの菓子をほおばる男の子の絵を参考に日本の男の子の絵を描いたもの。ちなみにビスコの語源は「酵母ビスケット」を略したコービスを逆にしたことに由来する。

 さて、このグリコ、薬種業を営んでいた創業者が、カキの煮汁に栄養素グリコーゲンが含まれていることに気づき、それを人々の健康に役立てようと考えたのが開発のきっかけ。グリコ(キャラメル)が広まるきっかけとなったのが、映像付き自動販売機の存在だ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑