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柏木理佳生活経済ジャーナリスト

生活経済ジャーナリスト。FP(ファイナンシャルプランナー)、MBA(経営学修士)取得後、育児中に桜美林大学大学院にて社外取締役の監査・監督機能について博士号取得。一児の母。大学教員として経営戦略、マーケティングなどの科目を担当、現在は立教大学特任教授。近著「共働きなのに、お金が全然、貯まりません!」(三笠書房)など著書多数。

(13)移住してハッピー! 家庭円満にも、物価高対策にもなる?

公開日: 更新日:

 もし、退職したら、地元の中小企業とのマッチングサイトで仕事を紹介してくれる地域もあります。

 世帯で移住なら、最大100万円、子育て中は最大200万円、単身者は、最大60万円が受け取れます。東京都心まで電車や車で1時間余りで行ける地域もあります。

 埼玉県なら秩父市、本庄市、ときがわ町などでも実施していますが、全国的に多くの地域で移住支援事業を実施していて、地域によって条件が異なります。一軒家に住むのに慣れていない人は、神奈川県などでは2週間ほど住んでみる、お試し体験ができます。気になる地域の行政に問い合わせてみましょう。

「移住」となると、躊躇する人もいるでしょう。誰も、先のことはわからないので、なかなか決心がつきません。病院が近くになかったり、実家の親の面倒を見ないといけなくなったりで、再び引っ越すこともありえます。そのため、5年以内に、移住先から転出した場合には返金しなければならないなどの条件もあります。

 中東情勢の緊迫化で、下がりかけていた原油が再び高騰、物価高はまだまだ続きそうです。私の周りでも定年後、収入が下がった人で、都心から1~2時間のところに引っ越す人はたくさんいます。どうせなら、こういった地域を選ぶと安くすみます。

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