ブラインドボックスは新しい消費文化かギャンブルか…「ラブブ」人気で大論争
ブラインドボックス人気の背景には、「変動比率強化」と呼ばれる心理学的な原理があります。これはスロットマシンなどにも見られる報酬パターンで、欲しいアイテムがいつ得られるか分からないけれど「次こそは出るかも」という期待感が、何度も箱を買わせる動機になるのです。
一方、幸せホルモンと呼ばれるドーパミンは、実際に欲しい物を得た瞬間だけでなく、期待している時にも強く分泌されることが分かっています。こうした刺激により、若者や子どもたちに「ギャンブル的な行動」を無意識に擦り込む可能性が懸念されています。
ブラインドボックスは果たしてワクワク感あふれる新たな消費文化なのか? それとも、ほしい物に当たるまで際限なく買い続けるという、「やめたくてもやめられない」危険な仕組みなのか? ブラインドボックス人気が高まれば高まるほど、論争も高まりそうです。