80歳の誕生日に贈られたファウルボールが大反響! 心優しき米国少年の“決心”にフィリーズファンも拍手喝采
家族もそのことを知っていて、9回裏、ドナさんの娘がボールガール(ファウルボールを回収する女性スタッフ)に「次にファンがキャッチしないファウルボールが出たら母にプレゼントしてもらえませんか。今日、80歳の誕生日なの」と頼んだのだ。
そのやり取りはジェームソン君にも聞こえた。
ジェームソン君はしばらく考えていたが、父親に「僕はあのおばあさんにボールをあげたい」とつぶやいた。父親が「本当にいいのか?」と確認すると、少年はグローブの中のボールを見てうなずいた。そしてドナさんのところに行き、ボールをプレゼントしたのだ。
この心優しき申し出に、ドナさんは「おかげで、私の夢が叶いました」と大感激。試合後、ドナさんはジェームソン君からボールにサインしてもらい、ツーショット(写真)を撮ってもらった。
物語はここで終わらなかった。
ジェームソン君の親切な行動を見ていたボールガールが試合後、ジェームソン君に別のファウルボールを投げてよこしたのだ。ジェームズ君もこの思いがけない粋な計らいに大喜びしたのは言うまでもない。