「これは運命っす!」34歳男が10歳上の彼女にガチ求婚。反対されても離れない“子どもより彼女を選ぶ”覚悟

公開日: 更新日:
コクハク

34歳、これは運命の出会い!

 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も。

 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

【冷酷と激情のあいだ~男性編~】

「コレは、運命の出会いです!! 間違いないっす!!

 俺、あんまり恋愛に夢中になったことがないんですよ。これまでは女性から告白されて、なんとなく付き合って、でも女性側に不満が募ってフラれるパターンでした。

 歴代の彼女たちからは、いつも『クールすぎる』とか『一緒にいてもつまらない』と言われてきたんですけど、弓枝ちゃんと付き合って、その理由がはっきりとわかりました。

 俺がすっと恋愛に本気じゃなかっただけなんです! だけど今は、弓枝ちゃんにガチンコで本気です!!」

年上彼女との結婚に親友は…

 ヨシユキさんと恋人の弓枝さんとの年齢差は10歳。弓枝さんが年上です。

「めっちゃ年齢差ありますよね、それはわかってます。友達からは『やめておけよ』て言われてます(苦笑)。

 でもね、俺は自分の直感を信じて、弓枝ちゃんにプロポーズをしたんですよ! まだ返事はもらってないですけど…」

 ヨシユキさんの親友は、弓枝さんとの結婚について、かなり厳しいアドバイスをしてきたそう。けれど、ヨシユキさんはまったく気にしてないと笑顔を見せます。

猛反対の意味が分からない

「親友からは、弓枝ちゃんの年齢を考えると、子どもを諦めないといけないかもしれないって言われましたね。今は好きだから気にならなくても、結婚をしてしばらくしたら子どもがいないことが影響してくるのではって。

 でも俺は、そんなことまったく問題ナシです。できなきゃできないでいいんです、子どもは。それに、弓枝ちゃんの離婚原因は、夫の浮気でしょ? これも俺は浮気なんて絶対にしないから問題ナシです。

 だから親友が、この結婚に猛反対してきている意味がわかりません。そもそも結婚って、当人同士がよければ外野がとやかく言う話じゃないっしょ」

 弓枝さんにメロメロだと、自ら胸を張るヨシユキさん。しかしプロポーズの返事をなかなかもらえないことに対しては、少し不満を抱いています。

早くYESの返事が欲しい

「俺、プロポーズしたときに、即答で『YES』をもらえると思っていたんですよね。だから、いまだに弓枝ちゃんから返事をもらえていないことには、ちょっと不満です。

『なんで?』って聞いても、“親が反対している”とか“ずっと仲良くやっていけるかわからないから”とかって言われちゃうんです。そんなこと言われても…って、感じじゃないすか?

 親なんて究極的には俺らの結婚に関係ないし、もし俺の親がこの結婚に反対してきたら、俺は親を振り切ってでも弓枝ちゃんと結婚します。あ、まだ俺の親には何にも言っていないんですよ。弓枝ちゃんからOKをもらってから、紹介しようと思ってて…。

 だから早く弓枝ちゃんから、YESの返事が欲しいんですよね! 今はそれしか考えてないっす」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

(並木まき/ライター・エディター)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ