おせちの「赤いタコ」は縁起物というけれど…金融知識のある人は赤字やタコ足を連想?
「タコはね、当て字で“多幸”。幸せを吸盤で吸い寄せる縁起物なのよ。赤字じゃないわよ、ハハッ!」
妻の高笑いの裏で、私の妙な金融知識が邪魔をする(タコといえば、タコ配=自己株配当じゃねえか……)
タコは食料がなくなると、自分の足を食べて飢えをしのぐという言い伝えがある(それって、クソ縁起が悪いんじゃないか?)。
なぜそんなことが気になるのか。
実は来年から、65歳以上向けの「プラチナNISA」が始まるという。毎月分配型の投資信託が非課税になる制度だ。一般的なNISAが「長期積み立て」を前提とするのに対し、こちらは損をしていても元本を取り崩して分配できる。まさに、飢えをしのぐタコ足配当そのものである。
もちろん、退職金などのまとまった余剰資金があることが大前提だ。課税枠から非課税枠へ振り替えれば、本来引かれる税金を回避できる。
「これで勝ったも同然だ。一足先にタコハイで乾杯だ。プシュッ!」

















