著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

おせちの「赤いタコ」は縁起物というけれど…金融知識のある人は赤字やタコ足を連想?

公開日: 更新日:

「タコはね、当て字で“多幸”。幸せを吸盤で吸い寄せる縁起物なのよ。赤字じゃないわよ、ハハッ!」

 妻の高笑いの裏で、私の妙な金融知識が邪魔をする(タコといえば、タコ配=自己株配当じゃねえか……)

 タコは食料がなくなると、自分の足を食べて飢えをしのぐという言い伝えがある(それって、クソ縁起が悪いんじゃないか?)。

 なぜそんなことが気になるのか。

 実は来年から、65歳以上向けの「プラチナNISA」が始まるという。毎月分配型の投資信託が非課税になる制度だ。一般的なNISAが「長期積み立て」を前提とするのに対し、こちらは損をしていても元本を取り崩して分配できる。まさに、飢えをしのぐタコ足配当そのものである。

 もちろん、退職金などのまとまった余剰資金があることが大前提だ。課税枠から非課税枠へ振り替えれば、本来引かれる税金を回避できる。

「これで勝ったも同然だ。一足先にタコハイで乾杯だ。プシュッ!」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する