株式指数の上昇は「みんなが並んでいるから」
ふと目を転じて、山あいにひっそりとたたずむ、誰も見向きもしない“古びた遊園地”へと歩き出すのだ。
そこではおっさん店員が複数のアトラクションを「掛け持ち」。決してアナリストはつかないが、近未来の「チョー優良株」の姿がここにある。
広場の片隅では、観客ゼロにもかかわらずキレキレの神業を披露し続ける「出来高ゼロの大道芸人」もいたりする。
誰も乗っていない空のジェットコースターは、本当の意味で怖いだろう。ディズニーなら安心して身を委ねられるのに、人がいないというだけで、きしみ音にホンモノの恐怖を感じる。
「途中で壊れて落ちるのではないか……」といったシャレにならない不安がフツフツと湧き上がってくるのだ。その孤独と不気味さに耐えかねて、宝の山から逃げ出す投資家は実に多い。
残り時間の少ないシニア世代に必要なのは、20年先を待つ時間ではなく、流行に惑わされず「本物」を見極める余裕や経験値である。
もし、インデックスが「壁」にぶつかったとき、プロのマネーは血眼になって“寂れた遊園地”を探し始める。
そして最初のひとりが拍手を始めた瞬間、すべてが変わり、あなたが恐怖に怯えていた“特等席”は何倍の価値にも跳ね上がるだろう。
「すみません。これ何の行列ですか?」
「それはあなたを墓場に連れて行く行列です……」

















