著者のコラム一覧
若月澪子ルポライター

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

年金生活者を悩ませる墓問題 維持費も「墓じまい」の費用も払えない人はどうすればいいのか?

公開日: 更新日:

単身者を誰が葬るのか

 年間2万円の維持費は、Iさんのようにギリギリで生活している年金生活者にとっては大きな負担である。そして、Iさんにはもう一つ葛藤があった。

「俺は独身だし、これから墓の費用を払っても、自分が死んだ時には墓をみてくれる人が誰もいないですよね。今生活する金もないのに、年間2万円はキツイですよね」

 自分が入れるかどうかわからない墓の維持費に、悩んでしまう人は多いだろう。そもそも独身のIさんにもしものことがあった時、誰がIさんを墓に埋葬するのか。

 終活に関する取材も経験している筆者は、「墓じまい」という選択肢があることをIさんに伝えた。墓じまいとは、墓を管理する寺や霊園との契約を終了し、墓から遺骨を取り出し、墓石を撤去することである。

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