「週刊少年ジャンプ」は全盛期653万部からついに100万部割れ…紙の部数激減で新人漫画家が育たなくなるのはなぜか?
紙の雑誌が衰退した際、もっとも困るのが“新人漫画家の育成”なのだという。大手出版社の漫画雑誌の編集者は、このように話す。
「現在、漫画の読まれ方は単行本が中心になっています。単行本の発行部数が、雑誌の部数を超えてしまうケースが増えてきました。しかし、WEBコミックや電子書籍では、読者はネットでバズったりした目当ての漫画しか読みません。2020年以降、特定の漫画の単行本に限って、数百万部、数千万部を連発しているのはそのためです。
ところが、紙の雑誌の全盛期、読者はまず目当ての人気漫画を読んだ後、新人漫画家の新連載などにも目を通していました。つまり、目当てではない漫画を読む文化があったのです。
人気漫画目当てで買ってもらえる紙の雑誌は、出版社にとって新人漫画家の宣伝の場であり、育成の場にもなっていたのです。これがなくなると、新人の漫画が読まれる機会が減ってしまう。実際、新人漫画家の作品をどう売り出していくか、苦悩している出版社は少なくありません。あまり注目されることがありませんが、大きな危機だと思います」

















