「週刊少年ジャンプ」は全盛期653万部からついに100万部割れ…紙の部数激減で新人漫画家が育たなくなるのはなぜか?
編集部や出版社の代わりに、漫画家がSNSなどを使って自ら宣伝するケースも多くなった。前述したように、紙の全盛期は雑誌が宣伝の役割を担っていたため、漫画家はひたすら漫画を描くことに集中していればよかった。現代になって、漫画家は漫画を描くこと以外の負担が増えてしまったともいえる。
■昭和の時代の徒弟制度も失われ…
出版社好調の陰で、ヒットを生み出せていない漫画家の生活は以前より厳しくなったという。紙の時代、漫画家は雑誌で1年ほど連載ができれば、その後に出る単行本の印税で一定期間は生活ができていたとされる。
漫画家が連載を続けるためには、背景の作画などを手伝うアシスタントが必要で、彼らへの報酬が必要だった。したがって、原稿料だけでは多くの漫画家は赤字だったが、それを単行本の印税で補填していたのである。
ところが、紙の単行本は印刷した分の印税が入るが、電子書籍は売上に応じて印税が入るのが基本だ。そのうえ、かつては漫画のヒット作だけがアニメ化される傾向にあったが、現在はアニメの制作本数が急増。“アニメ化”のブランド力が低下した。そのため、にアニメになっても単行本の売れ行きに結びつかないケースも多いという。

















