セリナ
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セリナ

1987年、長野県出身。私立トップの有名大卒。デリヘル「ロボットデリヘル」所属。歌舞伎町ナンバーワン風俗嬢。子宮がんが肺とリンパ節に転移し、現在ステージ3を闘病中。

<12>2年ぶりに戻ったSMクラブで規則正しい生活に

公開日:

 たかが風俗嬢と、つくづく思う。お客はこっそりやってきて、やむにやまれぬ事情の女が相手をする、なんていうのはもう古い時代の話だけれど、それでもまともな世界じゃない。

 婚約者と別れた私は歌舞伎町の目と鼻の先、東新宿に安いアパートを借りて3カ月引きこもったあと、大学時代に勤めていたM嬢専門のSMクラブに復帰した。それしかなかったのかと聞かれれば、そんなことはなかった。田舎に帰って家業を継いだり、1年なり2年なり勉強して、大学院を目指したってよかった。そうせず自らまた体を売る世界に戻ったのは、まごうことなき私の選択で、風俗という病というか、この世界のキラキラから、結局逃れられなかったのだ。

 2年ぶりに戻ったお店は、女の子もスタッフもほとんど変わっていたけれど、たまに見知った顔もいた。たとえば私が以前勤めていたとき既にアラサーで、5年以上勤めていると言っていたお姉さん。SMクラブはお客も女の子も息が長い。復帰した私にも、かつての常連さんからの指名が入り、事情を聴くでもなく、久しぶりに会ったセックスフレンドのように遊んで帰っていった。プレーの癖も変わってなくて、なんだか安心した。そして昨日の続きのように、また風俗の日々が始まる。ばかみたいな話だけど、社会復帰のようだった。

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