厚労省データ ニコチン濃度測定結果に大いなる疑問

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 受動喫煙防止に向けた健康増進法改正案は、3月上旬にも閣議決定され、国会に提出される運びとなりそうだ。この改正案で、厚労省は加熱式たばこについても規制対象にしたが、世界には慎重な国もある。説明資料に、6カ国・地域の規制状況がまとめられている。それによると規制になっている国は韓国、イタリア、カナダ(バンクーバー市)で「たばこ製品に該当するため」というのが規制理由。英国、ロシア、ドイツ(ベルリン州)は規制対象外で、その理由は「科学的な根拠が十分でない」「受動喫煙の健康影響を研究する段階であるため」などとなっている。

 日本は「(加熱式たばこは)副流煙がほとんど発生しない」「受動喫煙による健康被害は明らかでない」としながら、「その煙にニコチン等の有害物質が含まれていることは明らか」として、規制対象としている。

 どうにも分かりにくい話だ。そこで補強するためなのか、「加熱式たばこに関する現時点での科学的知見」なるものを公表。①加熱式たばこ喫煙時の室内におけるニコチン濃度は、紙巻きたばこに比べ低い②加熱式たばこの主流煙には、紙巻きたばこと同程度のニコチンを含む製品もある③加熱式たばこの主流煙に含まれる主要な発がん性物質の含有量は、紙巻きたばこに比べれば少ないとしている。そのうえで、喫煙時の室内(換気のない狭い室内)におけるニコチン濃度の測定結果として、紙巻きたばこ(1000~2420μグラム/立方メートル)に比べ、加熱式たばこ(26~257μグラム/立方メートル)では低かったという数値を挙げている。

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