気鋭の哲学者に聞く グローバリズムと国家の相克<下>

公開日: 更新日:

立命館大学大学院 千葉雅也准教授 インタビュー

 ――グローバル化と国家による統制という話を具体的にお聞きしたいのですが。

千葉 近年、喫煙を規制、排除する動きが強化されていますが、これこそ象徴的なものです。一連の規制強化は表向きは健康を守るためとされ、医療費増大とも結び付けられています。しかし、根本には別のロジックがあります。ひとつは過酷なグローバル競争を生き残るには、無駄なく効率的なライフスタイルが要求されるので、嫌煙家らにとって“無駄で害のある”たばこ、喫煙は真っ先に切り捨ての対象となる。もうひとつは国家による統制。国家は国民を忠実な納税者にしておきたい。そのために国民の身体を管理して型にはめたい。それが公衆衛生に名を借りた喫煙規制、禁煙という形の統制になってきているのです。

 ――グローバル競争を生き残るための術、という考え方はビジネスマンとしては当たり前ということですか。就業時間内の禁煙もそうした考え方に基づくものですね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    浜崎あゆみと交際7年 なぜ「M」にTOKIO長瀬智也は登場せず

  2. 2

    横浜市IR誘致表明で始まる“菅長官vsヤクザ”の仁義なき戦い

  3. 3

    横浜の誘致表明で…米カジノ最大手が大阪から撤退の衝撃

  4. 4

    土屋太鳳&山崎賢人まさかの4度目共演…焼けぼっくいに火?

  5. 5

    強烈ジョークでNHKを慌てさせた 香取慎吾の気になる今後

  6. 6

    春風亭小朝 AKB48は噺家に欠ける部分を気づかせてくれた

  7. 7

    視聴率低迷のNHK大河「いだてん」には致命的な見落としが

  8. 8

    井上真央が女優活動再開 嵐・松本潤との破局説の行方は?

  9. 9

    有権者が賢くないと政治が乱れる見本

  10. 10

    すでに紅白内定? 3人組「ヤバイTシャツ屋さん」って誰?

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る