「だからあなたをレイプした」米32歳男がSNSで犯行を自白→逮捕…懲役2~4年の実刑判決へ
12年前にアメリカの大学で起きた性的暴行事件が注目を集めている。
事件が起きたのは2013年12月、ペンシルベニア州のゲティスバーグ大学でのこと。当時18歳だったシャノン・キーラーさん(30)は学生のパーティーに参加した際、2歳年上のイアン・クリアリー被告(32=写真)に目をつけられた。クリアリーは執拗にキーラーさんにつきまとい、彼女がパーティーから寮に戻るのを尾行し、部屋に無理やり侵入して性的暴行を加えたのだ。
キーラーさんはは直ちに警察に通報し、検査を受け、目撃証人を特定するなど積極的に協力した。しかしアダムズ郡地方検事局は、キーラーさんが事件当時、飲酒していたことなどから証拠不足として起訴を見送り、事件は闇に葬られた。
転機が訪れたのは2019年。クリアリーがキーラーさんのフェイスブックにメッセージを送ったのだ。自らの罪を自白するような内容だった。
「だから私はあなたをレイプした。あなたの声が聞きたい。本当にあなたをレイプしたのか知りたい」
2021年にAP通信がこの事実を報じたことをきっかけに、同検事局による再捜査が始まった。21年末にクリアリーを第2級性的暴行罪で起訴。クリアリーはフランスに逃亡中だったが、米連邦保安官局(USMS)が指名手配。24年4月に現地で逮捕され、同年中に米国へ強制送還された。