新年度市場は波乱の幕開け 大荒れ相場で化ける「21銘柄」
波乱の幕開けとなった新年度の株式市場。1日、日経平均は一時600円以上も下落すると、週明け4日の終値も40円安と5日続落。市場からは「1万5000円の攻防も十分にあり得る」という見方が浮上してきた。
「1日公表の日銀短観を見て、日本経済は減速より悪い“失速”という印象を受けた。相場はしばらく低迷するでしょう」(株式評論家の倉多慎之助氏)
日経平均はダメでも、個別株を丹念に物色すれば、値上がり期待の持てる銘柄はある。
「2015年度は日経平均が2448円下落するなど、相場全体は悪かったが、株価が何倍にもなった銘柄は存在します。『グローバルワーク』などのブランドを持つ衣料のアダストリアや、不動産情報サイトを手掛けるネクストは2倍以上になったし、医薬品のペプチドリームは3倍です。今年度は大荒れスタートですが、キラリと光る銘柄は必ずあります」(証券アナリスト)
■鴻海傘下のシャープは“買い”
どこに狙いを定めればいいか。