「エックスネット」機関投資家向けのサービスで高シェア
エックスネット(4762)に注目する。創業以来、28年間、機関投資家の「資産運用管理専門」へのシステム提供と業務サポートが中核。生保、損保、投信・投資顧問、信託銀行、各種銀行などを中心に170社超の機関投資家がクライアントだ。
機関投資家は多くの資金を集め、多くの有価証券に投資している。同社はそれらの管理のため有価証券運用の取引情報管理や残高情報管理、投信の基準価額計算や経理・会計処理、株式議決権処理などのシステムを機関投資家に提供。昨年3月末時点では生保協会加盟42社の有価証券運用総額(約320兆円)のうち、同社システムを利用しているのは約269兆円で84%のシェアだ。損保協会加盟26社の同運用額(23兆円)のうち、同社システム利用は22兆円で96%のシェア。ビジネスモデルは「クライアントと一緒に良いシステムを作る」。そして「月額定額のサービス」。現状からスタートして少しずつシステムの改良・改善が可能になりシステムが陳腐化しない。