有森隆
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有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

小泉グループ<上>レナウン5ブランドを“バラ買い”した判断

公開日: 更新日:

 アパレルの小泉グループ(大阪市=非上場)は民事再生手続き中のレナウンの紳士服「ダーバン」など主力5ブランドを今月30日に買収する。買収額は非公開。レナウンはブランド力があったためカネを出すスポンサーが2回現れ、救われた。仏の顔も三度という。小泉Gは会社全体を買収せず、ブランドをバラ買いするという、近江商人がルーツの会社らしいシビアな判断を下した。

 最初は2005年。投資ファンド「カレイド・ホールディングス」。カレイドは和製ファンドの草分けである。カレイドは100億円出した。この100億円は5年しかもたず、砂漠に水をまいたようになった。次に現れたのが中国の「山東如意科技集団」である。10年に40億円、13年に30億円を出資した。

 小泉Gは持ち株会社の小泉の傘下に複数の事業会社を持つ。オッジ・インターナショナルが「ダーバン」のほか、高級衣料の「アクアスキュータム」「スタジオバイダーバン」の3つのブランドを引き受ける。オッジは百貨店を主な販路としている。量販店を中心に婦人服を販売する小泉アパレルがカジュアル系の「シンプルライフ」「エレメントオブシンプルライフ」を手に入れた。

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