有森隆
著者のコラム一覧
有森隆経済ジャーナリスト

早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書は「企業舎弟闇の抗争」(講談社+α文庫)、「ネットバブル」「日本企業モラルハザード史」(以上、文春新書)、「住友銀行暗黒史」「日産独裁経営と権力抗争の末路」(以上、さくら舎)、「プロ経営者の時代」(千倉書房)など多数。

日本電産・永守重信会長兼CEO EV駆動モーターに1兆円投資

公開日: 更新日:

 永守重信・日本電産会長兼最高経営責任者(CEO)は1944年8月28日生まれの76歳。73年4月に会社を設立して以来47年間、名実ともに経営トップだ。

 成長分野と位置づける車載事業で攻めの姿勢を貫き、電気自動車(EV)用駆動モーターに全力投球中だ。

 10月26日のオンライン決算説明会で永守は「この事業は50年計画。シェア45%。1兆円の利益を出すような事業(にする)」と力説した。

 駆動モーターはガソリン車のエンジンにあたるEVの基幹部品だ。モーターとギア、インバーターなどを組み合わせた「E―Axle(イーアクスル)」を開発し、2019年から量産を始めた。広州汽車集団や吉利汽車系の中国の大手自動車メーカーに採用された。広州汽車とトヨタ自動車の合弁会社が販売するEVにも搭載されている。

 イーアクスルの年間出荷台数が200万台を超える25年が大きな区切りとなる。それまでの5年間で顧客層の拡大を図り、量産態勢を構築する。

 25~45年を受注の拡大期とし、高い収益を確保する予定の45年以降につなげる計画だ。

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