著者のコラム一覧
中森勇人ジャーナリスト

1964年、神戸市生まれ。大手金属メーカーで鉄道関連の開発職に携わる。その後、IT企業を経て05年よりジャーナリストとして独立。第7回ライターズネットワーク大賞受賞。著書は「辞めてはいけない」(岩波書店)、「心が折れそうなビジネスマンが読む本」(ソフトバンククリエイティブ)、「関西商法に学ぶ商売繁盛のヒント」(TKC出版)など。

「サイゼリヤ」キッズメニューの“間違い探し”が難しすぎる

公開日: 更新日:

 リーズナブルな価格で気軽にイタリアンを楽しめるサイゼリヤ。1968年に千葉県市川市に始まり、現在は国内外で約1500店舗を展開している。

 気になるのは、待ち時間に楽しめるキッズメニューにある「間違い探し」。これの難易度が高いと巷でザワザワ。よく似た絵から合計10個の間違いを探し出すのだが、7~8個は誰でも言い当てても残りが見つからない。食べ終わってからも格闘し、なかなか帰れないという声も。

 とても子供向けとは思えないが、広報担当の儀間さんによると、「お子さまはもちろん、大人の方までお楽しみいただけるように、あえて難しい箇所を2~3個設定しています」とのこと。大人が15分かけてようやく解けるレベルに設定しているのだという。

「ご注文後、お食事が届くまでのお時間やお子さまやお仲間とのコミュニケーションツールとしてお楽しみください」(儀間さん)

 実は、ファミリーレストランの客が注文から料理が出てくるまでに許容できる時間は「15分まで」が最も多く、平均は23分(オリコン調べ)。間違い探しのレベルが高すぎる問題は、緻密な計算の上に成り立っていたのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に